【社会】物価高で洋服が買いづらい…20~40代女性が“重要視”する服選びのキーワードは?
【社会】物価高で洋服が買いづらい…20~40代女性が“重要視”する服選びのキーワードは?
物価高で欲しい洋服が「買えないな…」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。ビジネスウエアを扱うAOKI(横浜市都筑区)が運営するジャケットを着用する全ての女性を応援・サポートする研究機関「ジャケジョ研究所」が「働く女性の消費行動」に関する調査を実施。その結果を公開しました。
調査は2024年11月、ジャケットを着用する機会のある20〜40代の女性を対象にインターネットで実施されました。計1002人から有効回答を得ています。
「タイパ」を重視している女性は70%
調査に協力した全員に「物価高の影響で商品やサービスの選び方に変化があったか」と聞くと、73.9%が「変化した」と回答。また、「商品やサービス選びで重視するようになったこと」について質問したところ、最も多かったのが「必要なものを厳選し無駄を削減する意識」で46.8%でした。次いで「セールやキャンペーンの活用」(43.2%)、「時間や手間を削減できる効率性」(33.8%)という結果になりました。
「物価高の影響を受けて、商品やサービスの選択におけるタイパ(タイムパフォーマンス)への意識が変化したか」と聞いたところ、70.1%が「重視するようになった」と回答しました。「タイパを意識する・意識したい具体的な場面」について質問すると「日常生活(家事や買い物の効率化など)」が最多で54.2%。次いで「消費行動(オンラインショッピング、電子決済など)」(42.7%)、「食事(時短レシピ、冷凍食品の活用など)」(39.0%)という結果でした。
また、「タイパという言葉からイメージする行動」を聞いたところ、最も多かったのは「時間の浪費を避ける(まとめ買いなど)」で、47.1%でした。次いで「同時に複数のことをこなす(通勤中に勉強など)」(40.4%)、「時短を目的とした消費(時短家電の活用など)」(37.7%)が上位に挙げられたとのことです。
さらに、「多少はお金をかけてもいいと思うファッションアイテムは?」という質問も実施。「季節問わず使える実用的なもの」が33.1%と最も高く、続いて「お手入れが簡単で手間がかからないもの」が32.2%、「多用途で着まわしやすいベーシックなデザイン」が29.5%という結果で、服を選ぶ際には、“実用的かつ手間がかからないもの”というキーワードが見えてきたということです。
調査結果を受け、同社は「働く女性は、時間を無駄にしない効率的な行動や、複数のことを同時に進めることで、生活の質向上や余暇時間を確保したい意識があると考えられます。時間効率の向上は、心の余裕や生活の質の向上につながる重要な取り組みであり、日常の中で意識的にタイパ志向の行動を取り入れている傾向がうかがえます」とコメントしています。
オトナンサー編集部
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