【社会】氷河期世代が引きずる「行き過ぎた能力主義」が親子を追い詰める…我慢してきた人に特有の思考回路

【社会】氷河期世代が引きずる「行き過ぎた能力主義」が親子を追い詰める…我慢してきた人に特有の思考回路

『氷河期世代が引きずる「行き過ぎた能力主義」』というテーマは、社会全体の価値観を再考させるきっかけになると思います。能力主義が行き過ぎると、特に我慢強く生きてきた世代が次の世代に不必要な負担をかけてしまいます。その負のスパイラルから解放されるためには、まずはこの問題を認識し、親自身が価値観の見直しをすることが必要です。子どもの将来のためにも、もっと自由な環境を提供してあげたいですね。

1 おっさん友の会 ★ :2025/04/22(火) 00:28:31.47 ID:OI0AOFFH9

現在40代以上の親の多くは、就職氷河期を経験した世代。就職活動時に、何度も面接で落とされたり、志望する業界へ就職できなかったりと、悔しい思いをした人も多いはず。
「わが子には同じ苦しみを味わわせまい」と、ますます教育に熱が入る場合もあるでしょう。
しかし今は、令和の少子化時代。大学入試も就職状況も氷河期時代とは一変している中、氷河期世代が価値観をアップデートできないままでいると
子どもたちにネガティブな影響を与える可能性も。先輩親の事例や識者への取材から、就職氷河期世代の親が陥りがちな落とし穴と、これからを生きる子どもたちが育むべき力について考えていきます。

【中略】

●我慢してきた人に特有の思考回路
 新卒時は就活で苦労し、希望の職に就けなかった人が多い氷河期世代。
社会に出てからは「失われた30年」で、職場に不満があったとしても「働ける場所があるだけ、ありがたい」と我慢してきた人もいるのでは。
「わが子にはこんな苦労をさせたくない」と、習い事や教育に全力を注いでいる家庭もあるかもしれません。

 外資系コンサルティングファームなどの苛烈な競争環境に身を置いてきた経験を持つ組織開発コンサルタントの勅使川原真衣さんは、こうした「行き過ぎた能力主義」への危うさを指摘。

「氷河期世代は行き過ぎた能力主義に疑いを持つことすらしない」と警鐘を鳴らします。

「この世代は『高い学力こそ正義』という価値観の下で育てられ、さして疑問も感じない人が多いと思います。
権力勾配ありきで、序列化された能力主義の中で生存競争を強いられてきたため、『偉くない人や学歴が高くない人には発言権がないよね』という刷り込みがあります。

これは今の時代としては致命的で、パワハラなどあらゆる人権侵害に対して批判的な視点を持てなくなる一因ともなります」

 就職氷河期や能力主義のビジネス社会を生き抜いてきた「生存者バイアス」が強烈な分、知らず知らずのうちに子どもを追い詰めることも。

さらに、氷河期世代はラクして楽しんでいる人を許せないなど、特殊な価値観にとらわれていることもあるようです。
「実際は親が望む『安心』は脆弱なもの」と勅使川原さんは断言します。詳しく聞いていきましょう。

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