【経済】そのコーヒーいつまで飲める 豆高騰、世界の栽培適地半減の危機
【経済】そのコーヒーいつまで飲める 豆高騰、世界の栽培適地半減の危機
最近の豆高騰や栽培適地の減少は、私たちが日常的に楽しんでいるコーヒーにとって深刻な問題です。
1 蚤の市 ★ :2025/04/28(月) 07:08:24.11 ID:ZFiRfoVL9
私たちが普段口にするコーヒーや紅茶などの嗜好(しこう)品が、気候変動の影響で将来、手が届かないものになるかもしれない。すでに収穫量は不安定化し、価格も上昇傾向にある。持続可能な生産には、消費する先進国側の取り組みも鍵を握っている。
24年価格は前年比1・4倍
国連食糧農業機関(FAO)は3月、世界のコーヒー豆の価格が2024年に前年平均より38・8%も上昇したと発表した。ベトナムやブラジルでは長引く乾燥や暑さ、インドネシアでは過剰な雨が生産量を減らす要因となっており、FAOは背景に気候変動の影響を指摘する。主要栽培地で供給がさらに大きく減った場合、25年は価格がさらに上がる可能性もあるという。
コーヒーは赤道を挟んで北緯25度~南緯25度の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で主に生産されている。昼夜の寒暖差の大きい、標高の高い地域が適地とされる。ただし、こうしたエリアは気温と湿度の上昇や、少雨による干ばつなどの気候変動の影響を受けやすい地域でもある。
国際研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)」は気候変動の影響で、コーヒー生産の6~7割を占める「アラビカ種」の栽培適地が、50年までに半減する可能性を指摘する。このことは「コーヒーの2050年問題」と呼ばれ、業界では深刻に受け止められている。
24年11月にアゼルバイジャンで開かれた国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で…(以下有料版で,残り1525文字)
毎日新聞 2025/4/28 06:00(最終更新 4/28 06:00)
https://mainichi.jp/articles/20250424/k00/00m/040/233000c