【国際】生卵を投げつけ刃物まで…弾劾訴追案不成立に激怒した韓国国民が与党議員の自宅や事務所を”襲撃”
【国際】生卵を投げつけ刃物まで…弾劾訴追案不成立に激怒した韓国国民が与党議員の自宅や事務所を”襲撃”
韓国における最近の出来事は、政治的不満がどれほど深刻であるかを示していますが、それは行き過ぎなのではないかと思います。
2024年12月9日、韓国・JTBCは「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追案が不成立となった後、与党『国民の力』の議員に市民からの抗議が殺到している」と伝えた。
記事によると、与党議員が採決に参加しなかったため定足数に達せず弾劾訴追案が廃案となった日の翌日(8日)未明、「国民の力」の金宰燮(キム・ジェソプ)議員のソウル市内の自宅玄関前で弾劾を促すメッセージが書かれたとプラカードと刃物が発見された。金議員は警察に通報し、警察が身辺保護措置を講じた。また、金議員はSNS上に自身の家族への誹謗中傷が相次いで書き込まれたことを受け、インスタグラムのアカウントを非公開にしたという。
9日午前11時ごろには、ソウル市内の申東旭(シン・ドンウク)議員の事務所に「7日に国会で見せた姿は国民との戦争を宣言したもの」と書かれたポスターが貼られた。さらに、趙廷訓(チョ・ジョンフン)議員の事務所には葬儀用花輪が置かれたり生卵が投げつけられたりして、警察が出動したという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「生卵ももったいない」「戒厳令をただのハプニングと言うならこれだってちょっとしたハプニング」「身辺保護する必要ある?自分の安全を心配するように、国民の安全も心配してほしい」「国民世論は怖くないのに、刃物は怖いんだね」「刃物ごときが怖いの?国民は銃や戦車にも立ち向かう」「弾劾訴追案が不成立になったせいで国民はまた銃に撃たれるリスクにさらされている」などの声が上がった。
一方で「刃物はやり過ぎ。幼い子どももいる家だよね?」「何があっても暴力は駄目」「このテロ行為を徹底的に捜査するべき」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)