【国際】ルーマニア大統領選めぐり EUが「TikTok」を調査へ
【国際】ルーマニア大統領選めぐり EUが「TikTok」を調査へ
最近のルーマニア大統領選を巡る動きが注目されています。EUがSNSプラットフォーム、特に『TikTok』に対して調査を開始するというニュースは、デジタル時代の選挙戦における新たな課題を浮き彫りにしています。具体的には、情報の真偽や選挙に対する影響をどのように評価するかが問われています。これにより、SNSが選挙結果に与える影響力を再評価する必要があるかもしれません。
ロシアの介入が指摘される11月のルーマニア大統領選をめぐり、EU(=ヨーロッパ連合)は17日、選挙への介入に対処しなかった疑いで、中国系の動画投稿アプリ「TikTok」を正式に調査すると発表しました。
【映像】ルーマニア大統領選の第1回投票で1位になったジョルジェスク氏
11月24日のルーマニア大統領選の第1回投票では、ロシア寄りの主張をしていた極右政治家のジョルジェスク氏が、「泡沫候補」とされていたにもかかわらず、得票率(約23%)で1位となりました。
その後、TikTokにジョルジェスク氏の動画が大量に拡散されていることが発覚し、憲法裁判所は6日、第1回投票を無効とし、選挙のやり直しを命じました。ルーマニア当局は、ロシアによる選挙介入の疑惑を指摘しています。
EUの行政執行機関であるEU委員会は17日、「TikTok」の運営会社が外国勢力による選挙介入や組織的な不正操作などへの対処を怠った疑いがあるとして、正式に調査することを発表しました。(ANNニュース)