【国際】韓国チェジュ航空機事故でキャンセル6万8000枚、同型機を避ける動きも―中国メディア
【国際】韓国チェジュ航空機事故でキャンセル6万8000枚、同型機を避ける動きも―中国メディア
2024年12月30日、中国メディアの環球網は仏AFP通信の報道を基に、韓国南西部の務安(ムアン)国際空港でLCC(格安航空会社)のチェジュ(済州)航空7C2216便(ボーイング737-800型機)が着陸に失敗し、炎上した事故を受けて、チェジュ航空のチケット予約に大量のキャンセルが発生していると伝えた。
記事は初めに、AFP通信にチェジュ航空の関係者から「29日午前0時から30日の午後1時までに約6万8000枚分の航空券がキャンセルされた」との情報提供があったことを伝えた。チェジュ航空によると、国内便が約3万3000枚、国際便が約3万4000枚キャンセルされたが、継続して新規予約は入っているという。同社の担当者は「現在の状況を考えれば、キャンセル率は普段よりも高いが、新規予約の入りはまだ安定している」と記者会見で発表している。
次に記事は、チェジュ航空のチケットを扱う旅行者の反応として、「事故により旅行を不安に思った焦りから、大量のチケットがキャンセルされた。業務開始から1時間で最低でも約400人から予約キャンセルを受け付けた。他にも予約した便の航空機がボーイング737-800型機かどうかの問い合わせをする人があり、737-800型と分かるとキャンセルを申し入れる人が多い」とのコメントがあったことを伝えた。
韓国・聯合ニュースの30日付の報道によると、韓国国土交通省は同日午後の記者会見で、事故を起こした航空機と同型のボーイング737-800型機について、国内の航空会社が保有する同型の全機を特別に緊急検査すると発表した。ボーイング737-800型機は主に韓国国内のLCCで多く利用されており、チェジュ航空が最多の39機を所有している。他にもティーウェイ航空が27機、ジンエアーが19機、イースター航空が10機、インチョン航空が4機、大韓航空が2機所有しているという。(翻訳・編集/原邦之)