【社会】「ぎっくり腰」経験者の7割近く「2回以上発症」…“発症時の状況”トップは何気ない動作だった
【社会】「ぎっくり腰」経験者の7割近く「2回以上発症」…“発症時の状況”トップは何気ない動作だった
医療法人蒼優会・NLC野中腰痛クリニック(大阪市東淀川区)が、経験者を対象とした「ぎっくり腰」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
最も多い季節は「冬」
調査は2024年12月18日から同月19日、ぎっくり腰になったことがある30代〜60代の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。1014人から有効回答を得ています。
まず、全回答者に「これまで何回ぎっくり腰になったか」を聞いたところ、最多は「1回」(32.6%)、次いで多かったのが「2回」(24.5%)となりました。「6回以上」と回答した人も18.0%と少なくなく、約7割が複数回ぎっくり腰になっていることがうかがえます。
「どの季節にぎっくり腰になったか」(複数回答)では、「冬」が57.3%と最も多く、次いで「春」(34.8%)、「秋」(33.5%)、「夏」(30.2%)と続いています。これについて、同クリニックは「寒さにより体が硬くなり血流が悪くなるため、腰への負担が増加する冬は特に注意が必要」とコメントしています。
また、「どのような状況でぎっくり腰になった」(複数回答)については、「重いものを持った」が54.9%を占めて最多に。その他に「立ち上がろうとした」(32.9%)、「かがんだ」(26.3%)といった日常生活の何気ない動作も上位に入っています。
調査結果を受けて、同クリニックは「約7割の人がぎっくり腰を複数回経験しており、再発性の高い疾患であることが分かりました。また、発症の約6割が冬に集中し、日常の動作や無理な動きが主な原因であることが明らかになりました」「複数回ぎっくり腰になっている方は、医師の診察を受けることも検討してみてはいかがでしょうか」とコメントを寄せています。
あなたは「ぎっくり腰」になったことがありますか?
オトナンサー編集部