【新卒初任給】引き上げラッシュで給与逆転 中高年社員から漏れる「仕事教えるからおごれ」の複雑心境

【新卒初任給】引き上げラッシュで給与逆転 中高年社員から漏れる「仕事教えるからおごれ」の複雑心境

新卒社員の初任給引き上げは、企業にとって人材獲得競争の一環として理解できますが、中高年社員にとっては複雑な心境を呼び起こします。「仕事教えるからおごれ」といったフレーズも、その裏にある感情を象徴していますよね。果たして今後、この給与格差がどのように収束していくのか、そして、それが職場環境に与える影響についても議論が必要だと感じます。

1 七波羅探題 ★ :2025/01/23(木) 23:21:30.31 ID:IeZ05xwo9

新卒初任給の引き上げラッシュで給与“逆転”も?中高年社員から漏れる「仕事教えるからおごれ」の複雑心境
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366584
更新日:2025/01/22 06:00
日刊ゲンダイ

新卒社員の初任給引き上げラッシュが止まらない。

「大和ハウス工業」は20日、新卒の初任給を一律10万円引き上げると発表。同社の大卒社員の初任給は35万円になる見通しだ。

同社は2008年から早期退職優遇制度(キャリアデザイン支援制度)を導入。21年度には対象者を45~54歳の勤続10年以上の社員(子会社への出向含む)に広げ、その割合が全社員の25%にあたる約4300人規模になる見通し――などと報じられていたのが記憶に新しい。支援制度によって人員や年齢構成に一定のメドがつき、今度は高給で優秀な若手社員を募りたいと考えているのだろう。

新卒初任給を巡っては、衣料品店「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」が今年3月入社の新入社員の初任給を30万円から33万円に引き上げ。「三井住友銀行」は26年4月入行の大卒社員の初任給を大手行では初となる30万円にするほか、「東京海上日動火災保険」も26年新卒の初任給(大卒総合職)を最大41万円にするという。

「大成建設」や「西松建設」でも総合職の大卒初任給をそろって30万円に引き上げ、戸建て住宅販売などの「オープンハウスグループ」は今年4月に入社する新入社員の初任給を36万円にするという。

■既存社員のモチベーションが下がる?
バブル崩壊による景気低迷で新卒採用もままならず、長らく給料が増えない時代を過ごしてきた氷河期世代にとってはうらやましい限りだが、高給新卒を迎え入れる企業の中高年社員も心境は複雑のようだ。

「うちの会社も新卒で30万円超になるが、この金額は以前であれば新卒から10年以上経ってようやく手にした金額。会社は全体の底上げも図りたいというが、それでも、既存社員全員をこの金額水準でアップするのは厳しい。ささやかれているのは、新卒と先輩社員の給与額が逆転することで既存社員のモチベーションが下がり、『新人に仕事を教えるのが*らしい』『俺よりたくさんもらっているのだから、説明しなくても理解できるでしょ』とならないかということ。『先輩おごってください』から『仕事を教えるからおごれ』になる、なんて冗談も出始めている」(損保社員)

サラリーマン社会は政界以上に常在戦場だ。

 

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