【国際】北朝鮮外務省、米「ならず者国家」発言に猛反発
【国際】北朝鮮外務省、米「ならず者国家」発言に猛反発
米国が北朝鮮を「ならず者国家」と名指ししたことで、両国の関係がさらに悪化する恐れがあります。
北朝鮮外務省は2日、米国のマルコ・ルビオ国務長官を非難する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
ルビオ氏は1月下旬、ラジオとのインタビューで北朝鮮とイランを「ならず者国家」「対処しなければならない」と述べた。これに対して談話は「わが国家を冒涜する妄言」と反発した。米国を批判するのは1月のトランプ大統領の就任後初めてとなる。
談話は、「主権国家のイメージをむやみにダウンさせようとする米国務長官の敵対的言行を主権尊重と内政不干渉を核とする国際法的原則に全面背馳する重大な政治的挑発と見なし、これを強く糾弾、排撃する」と強調した。
また、「米国の対外政策を総括する人物の敵対的言行は、過去も現在も変わりが全くない米国の対朝鮮敵視政策を今一度確認してくれた契機となった」と述べた。
そのうえで、「ルビオの低質的で非常識的な妄言は、新たに就任した米行政府の誤った対朝鮮視覚を加減なく示すだけであり、決して彼が願うように米国の国益を図ることには全く役立たないであろう」とし、「今後も敵対的であろう米国のいかなる挑発行為も絶対に黙過しないであろうし、いつものようにそれに相応して強力に対応していくであろう」と主張した。