【漁業】千葉でイセエビが大漁 一方で密漁も 密漁者「ベトナムでは誰もがタダで取ってる」 海保「ここは日本」
【漁業】千葉でイセエビが大漁 一方で密漁も 密漁者「ベトナムでは誰もがタダで取ってる」 海保「ここは日本」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a64a8273e3a7e4f9a6bafb3ce121cdca265fabe1?page=1
「イセエビ」といえば名前の通り三重県でとれるイメージが強い人も多いと思いますが、今、千葉県沖で大漁が続いています。高値で取引されるため、密漁する外国人グループの存在も明らかになっています。
■千葉の漁獲高 三重を上回り全国トップ
肉厚でぷりっぷりの食感の刺し身に、香ばしいにおいがたまらない塩焼き。だしまでおいしいみそ汁も。
イセエビの刺し身を食べてみると、すごくコリコリとした食感があって歯応え抜群。味も口に入れたら甘さが広がって、イセエビのおいしさを感じられます。
一番人気の伊勢海老定食は6600円。土日には50食売れることもあります。
50代
「昔(夫婦)2人で来ていた。イセエビをよく食べていた」
「甘いですね。甘い」
イセエビの豊漁が続く房総半島の千葉県いすみ市では、町を挙げてイセエビで観光客を誘致しています。
千葉県は去年、三重県を上回りイセエビの漁獲高で全国トップになりました。国内の20%以上にも上る年間238トンを水揚げしています。
千葉県によると、勝浦などでとれるイセエビは「外房イセエビ」としてブランド化され、取引価格も急上昇しています。
■「毎週のようにいる」大漁に目をつけた密漁者
勝浦海上保安署の管内では、イセエビの密漁が相次いでいます。
20日時点で、今年に入って検挙されたのは9人。合わせて127匹のイセエビが密漁されています。これは例年よりも多い水準だということです。
千葉県ではイセエビに漁業権が設定されているため、密漁は漁業法違反となり、100万円以下の罰金が科せられます。
勝浦海上保安署 内田裕之警備救難係長
「(密漁者が)毎週のようにいるわけですから、たまったもんじゃないですよね」
午後6時、海上保安官6人が車に乗り込み、イセエビが多くいる岩場を見て回ります。海辺の細い道を抜けたポイントに向かいました。
内田警備救難係長
「車あるな、ちょっと待って」
密漁者が近くにいる可能性があるため、車のライトを消して近づきます。
カメラマン
「暗!何も映らない」
カメラでは確認できませんが、そこには乗用車が止まっていました。街灯が1つもない真っ暗闇のなか、密漁者を探します。
海岸を見渡せる高台に移動すると、茂みに身を隠すようにして双眼鏡をのぞき込みます。
そこには、岩場で怪しい動きを繰り返す男性がいました。
>>2に続く