【国際】バルト海の海底ケーブル損傷を受け スウェーデン当局が船舶拿捕
【国際】バルト海の海底ケーブル損傷を受け スウェーデン当局が船舶拿捕
スウェーデン当局がバルト海の海底ケーブル損傷を受け、船舶を拿捕したとのニュースは、国際的な海上安全保障の重要性を再認識させます。海底ケーブルは、通信の基盤となるインフラであり、その損傷は国や企業に多大な影響を与える可能性があります。
バルト海の海底ケーブルが損傷したことを受け、捜査を開始したスウェーデン当局は船舶を拿捕したと発表しました。
ロイター通信などによりますと、ラトビアとスウェーデンは26日、両国を結ぶバルト海の海底ケーブルの破損を確認したと発表しました。ラトビアのシリニャ首相は、破損は外部からの影響である可能性が高いとして、NATO(=北大西洋条約機構)と協力し、現場付近を航行していた船舶の捜査を開始しました。
一方、スウェーデン当局は海底ケーブルの損傷に関与した疑いのあるマルタ船籍の船舶を拿捕したことを明らかにしています。
バルト海では2024年12月以降、海底ケーブルの損傷が相次いでいます。海底ケーブルの損傷にはロシアの石油輸出に対する制裁を逃れる、いわゆる「ロシアの影の船団」の関与も指摘されていて、NATOは警戒を強めています。(ANNニュース)