【国際】トランプ氏による議会襲撃事件の約1500人に「恩赦」はアリ?識者「トランプ氏の“暴力”をOKとした。非常に問題がある」
【国際】トランプ氏による議会襲撃事件の約1500人に「恩赦」はアリ?識者「トランプ氏の“暴力”をOKとした。非常に問題がある」
暴力行為を許すことは、法を軽視することにつながり、社会の分断を深める恐れがあります。
トランプ大統領は2021年の連邦議会襲撃事件で有罪とされた極右団体のリーダーら約1500人に恩赦を与えた。
この事件は2020年の大統領選の結果を決める会議が開かれていた際に、敗れたトランプ氏の支持者らが議事堂を襲撃。この事件に関連して数人が死亡した。
テレビ朝日外報部デスクの中丸徹氏は「これはトランプ氏を支える共和党内からも不満がある」「やりすぎだ」といった声も上がっていると説明。
民主主義の国で起きたことだからこそ問題があるとして「トランプ氏が2020年に負けた結果が認められなくて、それを認める式典のところを暴力でぶっ壊してやろうという事件だったので、それを恩赦しちゃうということは、トランプ氏自身が暴力で民主主義を壊すことを認めているということになる」と説明した。
「王様が支配していた時代から、王様は暴力で革命しないと倒れない。だから“投票”で4年ごとに革命のようなことをして世の中を変えていこうと、『暴力はダメですよ』というのが民主主義の基本」と語ると「その暴力をトランプ氏が恩赦することはOKとしている。非常にこれは問題があり、これからも問題になっていく」と、この先の展開を憂慮した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)